【タティングレースとは】

「タティングレース」をご存知でしょうか？

中世ヨーロッパで誕生した「タティングレース」は、当時のイギリスの貴婦人達の間で流行した伝統的なレース編みの技法のひとつです。一般的に目にするかぎ針や棒針のレース編みの技法とは異なり、シャトルと呼ばれる専用の道具を用いてひとつひとつ丁寧に糸を結び、繊細な作品を作り出します。

細やかな技法によって誕生した作品は、まるで芸術作品のよう。美しく輝く宝石のような優雅さや気品をたたえています。

タティングレースはシャトルの使い方やモチーフ、選び抜かれたレース素材の組み合わせによりさまざまな作品を生み出すことができます。その種類はアクセサリーや小物、クロスやショールなど幅広く、決して既製品では表現できない唯一無二の作品を生み出すことができるのです。




【アトリエ創作室の想い】

私が制作したタティングレースは、日々の研鑽により培った技術を使い、結び目ひとつひとつに心を配りながら作り進めています。

制作時の作り手の心の持ちようが顕著に表れるのがタティングレースです。手に取ってくださる方へ想いを馳せながら手を動かすことにより、作品は世界にたった一つだけの存在になります。

だからこそ、それぞれの作品から、独自のストーリーが生まれるのです。
私もタティングレースを通じて、いくつもの忘れがたい思い出を得ることができました。

以前神戸で出店した際のことです。ご高齢の紳士がしばらく遠巻きにこちらをご覧になられていたのですが、私の元へ話しかけに来てくださいました。

お客様に接している私の姿が、知り合いのとある子供服メーカーの創業者の方の姿とそっくりだったとのこと。お話を伺ううちに、その方が教えてくださった創業者の方のストーリーと私の未来が重なり、深く感動したことを覚えています。

初めてのタティングレースとの出会いも大切な思い出です。

今から数年前、自宅に3畳のアトリエを作ったものの、何をすればいいのか分からない時期が続いていました。それでも諦めず試行錯誤を繰り返し、ようやくタティングレースに出会うことができたのです。私が情熱を注ぐべきものはこれだ！と強く確信した瞬間でした。

あの時に感じた稲妻のような衝撃は、これから先も忘れることはないでしょう。




【メッセージ】

アトリエ創作室では、タティングレースを通じて自分らしさと上質を纏う（まとう）お手伝いをします。
タティングレースとの出会いをきっかけに、あなたの輝きが増しますように。




□ホームページ
「アトリエ創作室こだわりレース」
https://peraichi.com/landing_pages/view/sousakushitu2020